弁護士高島秀行の資産を守り残す法律

資産を守り残すために事前に備える賢い法律利用方法

第330回  専業主婦から弁護士に復帰するドラマ「GOOD WIFE」 

世の中、女性が働くことは当たり前となり
弁護士でも、女性弁護士は増えています。
通常の職業であれば
育児中は休職したり、
一度退職して子育てに専念する女性は多いでしょうが
弁護士の場合は、
自営業ということもあって、
育児中に休職したり、退職したりすることは
少ないかもしれません。

そんな珍しい女性弁護士が主人公のドラマが始まりました。
ドラマ「GOOD WIFE」です。
主人公は、東京地検特捜部の部長までした優秀な検事と結婚して
弁護士を辞めて、子育てに専念してきたけれども
夫が収賄容疑で逮捕され、
しかも、女性記者との不倫疑惑があり
家庭の収入確保や将来の離婚への備えということもあって
再び弁護士として働き始めるという設定です。
子育て等の経験を生かして
事件を解決していくということのようです。

第1回は、裁判は奮闘むなしく一審で敗訴してしまいます。
しかし、その後に亡くなっているかもしれないと思われていた
子供が生きて発見されたことから
逆転で勝訴的な和解をするというものでした。

16年ぶりに弁護士の仕事に戻るという場合
以前弁護士の仕事をしていたのであれば
裁判等についてはやり方は変わらないので
あまり影響はないと思います。
ドラマの中では証人尋問中の相手方の異議に対する
対応がうまくいきませんでしたが
実際はブランクがあっても
そのようなことはないと思います。

実際にブランクがあるとすると困るのは
会社法など主要な法律が変わっていることだと思います。
刑事事件では裁判員裁判がありますし
民事信託など新しい制度も認められています。

ただ、なかなか法律が変わったことに気付かず主人公が困るということを
ドラマにするのは難しいことから
証人尋問中に久しぶりの裁判で
相手方からの異議に困るということになってしまったようです。

ただ、裁判や弁護士のドラマという意味では
きちんとしていたと思います。

一点、やはりこのドラマでも、
法律事務所の職員が検察庁から
裁判に必要な情報を入手するという場面がありました。
弁護士ドラマは、
弁護士が違法に証拠や情報を収集しないと成り立たないかと思い、
その点はとても残念ですね。




( 2019/01/22 00:00 ) Category 話題の裁判・事件 | トラックバック(-) | コメント(-)
プロフィール

弁護士 高島秀行

Author:弁護士 高島秀行
第一東京弁護士会所属
東京都港区虎ノ門で
高島総合法律事務所経営
昭和40年生まれ
昭和63年慶応義塾大学法学部
法律学科卒業
平成6年弁護士登録

著書
『訴えられたらどうする!!』
『相続・遺産分割する前に読む本』
『企業のための民暴撃退マニュアル』
『Q&A改正派遣法早わかり』

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