弁護士高島秀行の資産を守り残す法律

資産を守り残すために事前に備える賢い法律利用方法

第268回 負動産は解決できる場合もあります 

朝日新聞の負動産の特集記事の中に
相続により不動産が負動産化してしまった
という投書がありました。

その内容は
父が亡くなり
父は兄弟3人で不動産を共有する遺言を
残したそうです。
ところが、父の死亡後2年後に亡くなった
母の法事で
兄弟は大きなけんかをして
それ以降兄弟は不動産を放置して
今は空き家になったままだそうです。

このケースは、任意に売却しようとすると
全員の承諾が必要で
兄弟は仲が悪いことから
1人の兄弟が他の兄弟から
承諾を取ることは難しいと思います。

そういう場合に、
共有物分割請求訴訟と言って
共有者の1人が不動産を売却して
代金を共有持ち分に従い分けることを
請求する訴訟を起こすことができます。

遺産分割や遺言で共有にすると
永久に共有のままにしておかなければならないと
思っている方は多いのですが
法律は、共有状態で不動産の管理をすることは
難しいということは
よく理解しているようで、
いつでも共有者は共有物を分割することを
請求できるとしています。

共有の不動産で困っている方は
共有物分割請求を検討してみてください。
( 2017/10/17 00:00 ) Category 不動産 | トラックバック(-) | コメント(-)
プロフィール

弁護士 高島秀行

Author:弁護士 高島秀行
第一東京弁護士会所属
東京都港区虎ノ門で
高島総合法律事務所経営
昭和40年生まれ
昭和63年慶応義塾大学法学部
法律学科卒業
平成6年弁護士登録

著書
『訴えられたらどうする!!』
『相続・遺産分割する前に読む本』
『企業のための民暴撃退マニュアル』
『Q&A改正派遣法早わかり』

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