弁護士高島秀行の資産を守り残す法律

資産を守り残すために事前に備える賢い法律利用方法

第126回 良いお年をお迎えください 

年末になると、新聞やテレビで今年の重大ニュースが取り上げられます。
僕が見たものでは小保方さんのSTAP細胞のニュースがトップとなっていました。

今年の年明け最初に、STAP細胞という万能細胞の作成方法が発見されたとして
将来のノーベル賞かと騒がれました。
しばらくすると、論文のコピペ、データねつ造疑惑が出され、
最近になって、理研がSTAP細胞は再現できなかったと発表しました。

このブログでも、
第82回 アガリクスはガンに効く??実験データねつ造公表事件1 [2014/03/11]
第83回 アガリクスはガンに効く??データねつ造公表事件2 [2014/03/18]
第85回 弁護士の仕事でもコピペ [2014/04/01]
第88回 小保方さんの会見を見てどう思われましたか? [2014/04/15]
第93回 法律上の善意や悪意とは? [2014/05/13]

と、STAP細胞や小保方さん関連で、こんなにコラムを書かせていただきました。
コラムに書けなくてもよいので、
本当はSTAP細胞が真実だという当初の喜ばしいニュースのままだ
とよかったのですが。
来年は、どのようなことが起こるでしょうか。

今年のコラムはこれで終わりです。
みなさん、良いお年をお迎えください。

次回のコラムは、1月1日となります。



( 2014/12/23 00:00 ) Category 未分類 | トラックバック(-) | コメント(-)

第125回 携帯電話の2年縛りは有効? 

スマホや携帯電話は2年契約の割引プランが
普通で、ドコモもauもソフトバンクも
2年以内に解約すると違約金が取られるという仕組みになっています。
いわゆる「2年縛り」ですね。

この仕組みは、消費者にとって著しく不利だとして
消費者団体が、消費者契約法に基づき
この契約条項の差し止めを求めて訴訟を起こしました。

裁判所は、消費者に著しく不利だから無効とするものと
違約金は合理的な範囲として有効とするものとに
分かれていました。

最高裁は、この度、
消費者にとって著しく不利とは言えない
と判断し
この契約を有効と判断しました。

残念ながら、
携帯やスマホの契約を2年以内に解約すると
違約金を支払わなければならないようです。

消費者契約法では
消費者に著しく不利な条項を無効だとして
差し止める制度があります。
消費者は保護されているわけです。

逆に、消費者ではなく事業者には
消費者契約法のような保護する法律はないので
契約を結ぶときには、
自分に不利な条項が入っているかどうかを確認してから
契約を結ぶ必要があります。


( 2014/12/16 00:00 ) Category 話題の裁判・事件 | トラックバック(-) | コメント(-)

第124回 一般家庭で相続争いが急増 

日経新聞によると、
5000万円以下の遺産を巡る
相続争いが急増しているそうです。

通常、遺産争いと言えば
ドラマに出てくるような資産家家族と
思っている方が多いと思います。

しかし、バブル経済崩壊後は
親は資産を持っているけれども
子どもは所得が増えず、
資産を形成していくのは難しい
となると、
少しでも多くまとまったお金が
欲しいと考えるのは普通です。

そこで、5000万円以下という
比較的小さな相続争いが増えている
というわけです。

5000万円以下と言うと
おそらく、自宅の土地建物と
預金くらいという相続が
相続争いになっているのだと思います。

このような相続争いは、
遺言書を作成すれば
大抵は避けることができます。

うちなんて、大した資産がないから
なんて思っていても
遺言書を書かないと
遺産を巡って
子どもたちが争うことになってしまうかもしれません。

資産が自宅と預金しかないと言っても
というより、
資産がそれしかない場合には、
将来子供たちが遺産を巡って
けんかをしないように
遺言書を書いておくことをお勧めします。

( 2014/12/09 00:00 ) Category 話題の裁判・事件 | トラックバック(-) | コメント(-)

第123回 離婚しても×が消える? 

今では、一度離婚した人を
バツイチ(×1)という言い方が
定着していると思います。

これは、
離婚すると戸籍上結婚していた配偶者の所に
×がつけられることから、
誰かが
一度離婚するとバツ1、二度離婚するとバツ2と言った
ものだと思います。

そこで、離婚した人の戸籍を取ると
配偶者の欄にバツがついているので、
離婚したことがわかってしまいます。

しかし、このバツを戸籍から消すことが可能です。
しかも、特に、裁判などの手続きは要りません。
誰でも簡単にすることができます。
その方法は、転籍という手続になります。
転籍は、転籍届をこれまでの本籍地あるいは新しい本籍地のある
役所に提出すれば可能です。
転籍すると、新しい戸籍が作られるため
過去の離婚歴などの×が消えることとなります。

もちろん、離婚した事実が消えるわけではありませんし
一つ前の戸籍を取れば、×が書かれています。

ただ、戸籍を出さなければならない場合、
現在の戸籍だけを出せばよいことが多く
生まれてから今までの戸籍を全部出す必要はないでしょうから
戸籍を出すときに離婚歴があることがわかってしまって
恥ずかしいなどの事情がある方は、転籍されたらよいと思います。

なぜ、今回この転籍のお話をしたかと言えば、
夫殺害の容疑で逮捕された容疑者が
3度結婚したけれども、
3度目の結婚の際には、過去2回の結婚歴、死別歴が
戸籍に書かれていなかったと報道されていたからです。
過去の結婚歴を隠すために、
転籍していた可能性がありますね。

結婚するときに、過去の結婚歴などどうでもよい方が
多いとは思いますが、
気になる方は現在の戸籍だけでなく生まれてから
現在までの全ての戸籍を見てみるということが
必要かもしれませんね。
特に、熟年や高齢になってから結婚する場合は
相手にもそれなりの歴史がありますから
戸籍を全て見て相手の子供や婚姻歴を
理解していた方がよいかもしれません。





( 2014/12/02 00:00 ) Category 話題の裁判・事件 | トラックバック(-) | コメント(-)
プロフィール

弁護士 高島秀行

Author:弁護士 高島秀行
第一東京弁護士会所属
東京都港区虎ノ門で
高島総合法律事務所経営
昭和40年生まれ
昭和63年慶応義塾大学法学部
法律学科卒業
平成6年弁護士登録

著書
『訴えられたらどうする!!』
『相続・遺産分割する前に読む本』
『企業のための民暴撃退マニュアル』
『Q&A改正派遣法早わかり』

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