弁護士高島秀行の資産を守り残す法律

資産を守り残すために事前に備える賢い法律利用方法

第244回 銀行が建築業者から紹介料を受け取ってはいけないか 

日経新聞に
地方銀行が賃貸アパート建設の資金を
融資する際に
建設業者から紹介料を取っていたことが
判明し
金融庁が是正するという記事が掲載されていました。

是正するという書き方だと
何か法律違反に当たるのかと思いきや
記事を読んでみると
顧客紹介で手数料を受け取る自体は
違法ではないが
銀行が過度の手数料獲得に動けば
できるだけ安く建てたい顧客が不利益を被る
可能性があり
利益相反が生じる可能性が生じるので
是正するという話のようです。

日本の行政は、
基本的に、法律で明確に規制し
それに違反するかどうかで
判断することにしたと思うのですが
あまり変わっていないようです。

銀行は、紹介料を受け取ることが
銀行法で認められる銀行業務に付随する業務なのか微妙だとは思いますが
法律に違反していないのであれば
余計なお世話のような気がします。

ただ、銀行は紹介料をもらうことにより
建設業者との関係が構築されますから
建設業者が倒産したり、
事前の予想より儲からなかったなどのトラブルが発生した際には
銀行が顧客に対し責任を負うリスクが高くなることになります。
しかし、それは銀行の自己責任なので
銀行が自己の判断で行う分には良いと思います。
( 2017/05/02 00:00 ) Category 企業法務 | トラックバック(-) | コメント(-)
プロフィール

弁護士 高島秀行

Author:弁護士 高島秀行
第一東京弁護士会所属
東京都港区虎ノ門で
高島総合法律事務所経営
昭和40年生まれ
昭和63年慶応義塾大学法学部
法律学科卒業
平成6年弁護士登録

著書
『訴えられたらどうする!!』
『相続・遺産分割する前に読む本』
『企業のための民暴撃退マニュアル』
『Q&A改正派遣法早わかり』

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