弁護士高島秀行の資産を守り残す法律

資産を守り残すために事前に備える賢い法律利用方法

第263回 人の本当の姿はわからない 

みなさんは、連休中に
あの「はげー」の叫び声で有名となった
女性議員がテレビのインタビューに答えているのを
見ましたでしょうか。

テレビのインタビューに答えている姿からは
とても自分の秘書をはげと罵倒し、
暴行を加えていた女性とは思えなかった方も
多いのではないでしょうか。

しかし、世間に公表された録音があるので、
自分の秘書を「はげ」と罵倒し
暴行を加えていたのは事実なのです。

裁判では、当事者が言っていることの
どちらが正しいかを
判断するために
証人尋問を行います。

裁判所で、
いかにも怪しそうで嘘をついています
というように見える人は
あまりいません。
みなさん、普通に自分の体験したことを
そのまま話しているように見えます。
みなさん、女性議員がインタビューに答えているような
感じなのです。

裁判でも当時の録音が残っている場合には
それを証拠として提出すれば
相手が嘘を言っていることは証明することが可能です。

しかし、録音が一部の場合は
残りの部分については、
そんなことはないと否定することは普通です。

女性議員も
罵倒し、暴言を吐いたのは
録音されたとき1回くらいと答えていました。

しかし、事実かどうかわかりませんが
女性議員の秘書はこの秘書だけでなく
これまで多数の秘書が辞めているという報道もありました。
そうだとすれば、
前の秘書にも同様なことは
言っていると推測されます。
残念ながらテレビのインタビューでは
そこは突っ込んで質問はしてくれませんでした。

裁判の証人尋問では
そういう点を突っ込んで聞いて
相手から相手の不利な証言を
引き出すようにします。

離婚しかり、契約のトラブルしかり
1対1の話し合いで
誰が何をどう話したのかは
本当に後から証明することは
大変です。

話し合いの状況を証明するには
録音が一番ですし、
大切なことは
書面化して、双方で署名捺印をすることが
重要です。

メールのやり取りは
十分証拠として有効ですから
裁判対策ではメールでやり取りをする
というのも1つの方法です。




( 2017/09/19 00:00 ) Category 訴訟・裁判 | トラックバック(-) | コメント(-)
プロフィール

弁護士 高島秀行

Author:弁護士 高島秀行
第一東京弁護士会所属
東京都港区虎ノ門で
高島総合法律事務所経営
昭和40年生まれ
昭和63年慶応義塾大学法学部
法律学科卒業
平成6年弁護士登録

著書
『訴えられたらどうする!!』
『相続・遺産分割する前に読む本』
『企業のための民暴撃退マニュアル』
『Q&A改正派遣法早わかり』

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