弁護士高島秀行の資産を守り残す法律

資産を守り残すために事前に備える賢い法律利用方法

第281回 女性用シェアハウスの運営会社が賃料支払停止 

報道によりますと
首都圏で女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営する不動産会社が、
物件所有者への賃料の支払いを停止したためにトラブルになっている
そうです。

物件所有者は、アパートローンを借りて
物件を購入して、
不動産会社に貸して賃料収入を得る
サブリースの形を取っていたと思われます。

サブリース契約は、不動産会社が物件所有者から借り上げて
エンドユーザーに転貸する形式の賃貸借契約です。

賃料は個別に貸すよりも低額になりますが
不動産会社が一括して借りてくれるので
空き部屋が出ても賃料が保証されるというメリットがあります。

しかし、不動産業者がサブリース契約で賃料を減額しないと約束していても
法律上、空室率が高く経済変動で賃料が減額していったような場合には、
賃料の減額が可能です。
また、不動産業者がいくら約束しても、その不動産業者が破産などで倒産してしまえば
約束は無になってしまいます。

したがって、サブリースだから安心というわけではありません。
サブリースでも、自分で賃貸物件の経営をするのと同じように
その物件の入居率やその地域の賃貸物件の動向などを検討したうえで
賃貸物件を購入したり、建てたりする必要があります。
( 2018/01/23 00:00 ) Category 不動産 | トラックバック(-) | コメント(-)
プロフィール

弁護士 高島秀行

Author:弁護士 高島秀行
第一東京弁護士会所属
東京都港区虎ノ門で
高島総合法律事務所経営
昭和40年生まれ
昭和63年慶応義塾大学法学部
法律学科卒業
平成6年弁護士登録

著書
『訴えられたらどうする!!』
『相続・遺産分割する前に読む本』
『企業のための民暴撃退マニュアル』
『Q&A改正派遣法早わかり』

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