弁護士高島秀行の資産を守り残す法律

資産を守り残すために事前に備える賢い法律利用方法

第292回 人が亡くなったら、まず(相続1) 

最初に、勤務弁護士として雇われた事務所を独立してから、
「分けた後では遅すぎる!相続・遺産分割する前に読む本」を
平成14年に書いたこともあり、
その後、たくさんの相続に関係する相談や
事件を受けてきました。

そこで、このブログでも
話題となる事件や判決がないようなときに
相続について書いて行こうと思います。

人が亡くなったら、
亡くなった人が、親や配偶者や兄弟や子供などで
悲しい気持ちでいっぱいで何も考えられない
ということもあるかもしれません。

しかし、そういう悲しい気持ちのときでも
しなければならないことがあります。

まず、通夜や葬儀の準備をし、
亡くなった方の兄弟や親類や友人・知人、
仕事をしていれば仕事の関係の方に
連絡をする必要があります。

また、法律上は、死亡届を市区町村に提出する必要があります。
期限は、死亡の事実を知ったときから
7日以内となっています。
死亡届を出すには、死亡診断書が必要になっています。

この死亡届は、死亡した市区町村に提出してもよいのですが
死亡した住所と本籍地が異なるときに
死亡した住所に死亡届を提出すると
後で相続手続で必要となる
除籍謄本ができるのが遅くなります。
通常、人が亡くなってすぐに相続手続をする人はいないので
それでも十分です。

ただし、亡くなって直ぐに相続手続をする必要がある場合などには、
死亡した住所と本籍地が異なるときに
死亡した住所に死亡届を出してしまうと
除籍謄本ができるのが遅くなってしまうことから
本籍地に届け出た方がよいこととなります。

一般的に、相続手続では
本人の死亡を証明するものとして
除籍謄本(本人の死亡が記載されている戸籍のこと)が
あればよいとされますが、
生命保険等の手続では
死亡診断書が必要とされるので
注意が必要です。

除籍謄本は役所で取得することができますが
死亡診断書は、死亡を診断した病院で発行してもらうこととなります。






( 2018/04/09 00:00 ) Category 相続・遺産分割 | トラックバック(-) | コメント(-)
プロフィール

弁護士 高島秀行

Author:弁護士 高島秀行
第一東京弁護士会所属
東京都港区虎ノ門で
高島総合法律事務所経営
昭和40年生まれ
昭和63年慶応義塾大学法学部
法律学科卒業
平成6年弁護士登録

著書
『訴えられたらどうする!!』
『相続・遺産分割する前に読む本』
『企業のための民暴撃退マニュアル』
『Q&A改正派遣法早わかり』

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