弁護士高島秀行の資産を守り残す法律

資産を守り残すために事前に備える賢い法律利用方法

第295回 確定申告をしていた人が亡くなったら準確定申告(相続2) 

以前、人が亡くなったら、死亡届を出すというお話をしました。

今回は、準確定申告の話をします。
人が亡くなったら、相続税の申告の心配をする方は
多いと思います。

しかし、その前に、準確定申告という亡くなった方の所得税の申告を
する必要があります。
期限は亡くなったことを知ってから4カ月以内となります。

準確定申告をしなければならない人は
亡くなった方(被相続人)が生前に確定申告をしていた場合の相続人となります。
確定申告をしている人は、
自営業の方、アパートやマンションを賃貸している方、複数から所得を得ている方、
年収が2000万円を超えている方などです。

亡くなった方が税理士に依頼していた場合は
生前に依頼していた税理士に依頼するのが
事情をわかってもらえているので、
一番よいと思います。

亡くなった方が税理士に依頼せず
自分で申告していた場合は
通帳や請求書から収入を把握して
領収書やカードの明細から経費を割り出して
申告しなければならないので
結構、4カ月以内に申告するのは大変です。
本人が亡くなって、悲しんでいる暇はない
かもしれません。

どのような収入や支出があったかは、前年度の確定申告書等も
参考にするのがよいかもしれません。
過去の確定申告書やそれに関する資料は
亡くなった方の遺産を把握する上でも役に立ちます。
パソコンの中に、これらの情報が入っているかもしれませんので
チェックが必要となります。





( 2018/05/01 00:00 ) Category 相続・遺産分割 | トラックバック(-) | コメント(-)
プロフィール

弁護士 高島秀行

Author:弁護士 高島秀行
第一東京弁護士会所属
東京都港区虎ノ門で
高島総合法律事務所経営
昭和40年生まれ
昭和63年慶応義塾大学法学部
法律学科卒業
平成6年弁護士登録

著書
『訴えられたらどうする!!』
『相続・遺産分割する前に読む本』
『企業のための民暴撃退マニュアル』
『Q&A改正派遣法早わかり』

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