弁護士高島秀行の資産を守り残す法律

資産を守り残すために事前に備える賢い法律利用方法

第345回 民事執行法が改正されました 

このブログなどで何度も言っているかもしれませんが
貸したお金や商品を売ったお金を強制的に払ってもらうことは
難しいです。

その不満に応えるべく
この度民事執行法が改正されました。

改正民事執行法のニュース等を見ると
子供の引渡し手続が明確になったということが
取り上げられています。

しかし、子供の引き渡しの事件は
重要な問題かもしれませんが
子供の引渡しを強制的にしようとしている方は
かなり少ないと思います。

そこで、子供の引渡しに関する改正は、
みなさんにはあまり関係がありません。

重要なのは、判決を取ると、強制執行の準備として
相手方の銀行預金の残高や勤務先を調べることができるようになる
ということになります。

今までは、相手方の勤務先を調べるには
自分で相手の後を付けるか
探偵を付ける等しか方法がありませんでしたが
今回の改正で、市町村に勤務先を照会することができるようになりました。

預金の有無についても、銀行に照会することができるようになりました。
法改正に先行して、大手三行とゆうちょ銀行だけ照会に応じていましたが
今後はどの金融機関も裁判所からの預金の有無について照会に応じなければならない
こととなります。

この改正民事執行法の施行は、1年以内ということで
いつになるかはわかりませんが、
この改正民事執行法が施行されれば
以前よりは少し強制執行できる可能性が出てきたと思います。



( 2019/05/14 00:00 ) Category 債権回収(貸金、売掛金、損害賠償) | トラックバック(-) | コメント(-)
プロフィール

弁護士 高島秀行

Author:弁護士 高島秀行
第一東京弁護士会所属
東京都港区虎ノ門で
高島総合法律事務所経営
昭和40年生まれ
昭和63年慶応義塾大学法学部
法律学科卒業
平成6年弁護士登録

著書
『訴えられたらどうする!!』
『相続・遺産分割する前に読む本』
『企業のための民暴撃退マニュアル』
『Q&A改正派遣法早わかり』

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